ヨーロッパのニッチ格安航空 "VOLOTEA" 搭乗記

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1. 概要

ボロテア航空はヨーロッパ圏内を運航しているスペインの航空会社で、いわゆるLCCです。そのため、エールフランスなどのフルキャリアと比べればその安さは大きな魅力です。また、大都市ではなく比較的マイナーな路線間を結んでいる(例えばフランスならパリ発着の路線はなくボルドーやナントが拠点)為、ヨーロッパ内の周遊におけるマニアックな移動において非常に重宝しそうです。

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そんなボロテア航空ですが、日本語のサイトはないので基本的には英語サイトから航空券を予約する必要があります。予約フォームの英語は複雑な英語ではありませんが、LCCであるがため少しの見落としが大きな出費を招く(集合時間に間に合わず乗れない、重さ制限を超えて追加の料金を徴収される、等)ことに繋がりかねません。ボロテア航空に関して日本語で説明が書かれている記事は多くはなく(2016年当時はゼロ)、今後利用を考えている方々への水先案内として予約から搭乗までの大まかな流れを説明します。

とはいっても、ほかのLCC等の予約に慣れている方にはそこまで難しいものではありません。最も注意すべき点はオンラインチェックインを確実に行うことです。これによって最大1人当たり30ユーロを節約することができます。

なお、この文章の大部分は搭乗当時の2016年9月に書かれたものであり、当時から内容が変更されている可能性があります。サービスの名称や料金などは調べられる範囲で現在の情報に修正しましたが、航空会社のシステム変更に伴い生じた損害等に関しては私の方では一切責任を負いかねます。

2. 航空券を買う

2.1. 航空券を選ぶ

トップページに行くと航空券を探す窓がありますので出発元と行き先の空港を選択します。次に行き帰りの日程を選択します。日付が決まっていない場合でも次の画面でカレンダー上の価格を比較できるので適当な日程で大丈夫です。Return journeyが往復、One-wayが片道です。乗る人数を選択し「FIND FLIGHTS」を押します。

日付毎の最安の価格が示されたカレンダーが現れます。ただしこの価格は大抵MEGAVOLOTEA(旧 SUPERVOLOTEA)という有料会員の価格であり、そうでない場合は10ユーロぐらい高くなります。

OUTBOUNDのカレンダーで出発の飛行機、RETURNのカレンダーで帰宅の飛行機を選択し、下の「NEXT STEP」を押します。

2.2. 情報入力

搭乗者の情報を入力します。特に問題なく入力できると思います。MEGABOLOTEAのオファーは相変わらず現れますが、特に必要でない方は無視しましょう。I would like to save my information for my next purchaseにチェックを入れてパスワードを入力するとVOLOTEAの無料会員になれます。次に乗るときに情報の入力を省略できるっぽいので、面倒でない限り登録すればいいんじゃないでしょうか。

情報を入力し、お約束のPrivacy Policy欄にチェックを入れたら「NEXT STEP」を押します。

2.3. 各種オプションの追加

COMBOやCOMBO PLUSのオファーです。時間を動かしたり保険をつけたりみたいな付加価値をお得な料金でつけることができるそうです。受託手荷物を検討している場合はCOMBO PLUSにそれが含まれていますので、そちらを選択するのもありかもしれません。どちらもいらない場合は下方の「CONTINUE AND COSTOMIZE」を押します。

次のページではオプションを個別に選択できます。

預け荷物や機内食、チケットの保証などいろいろオプションがありますが、このページで最も注意すべきオプションは一番下にある「AIRPORT CHECK-IN」です。

VOLOTEAはカウンターでの発券手数料が高めに設定されています。

カウンターチェックインによる発券は、あらかじめ予約時に選択している場合は10ユーロ、予約時にオンラインチェックインを選択した上でオンラインチェックインを忘れてしまった場合には30ユーロが追加されます。

条件ごとにかかる料金をまとめると、

    • AIRPORT CHECK-IN: 10 € (要予約時に選択)
    • オンラインチェックインを行った場合: 0 €
    • オンラインチェックインを選択したが忘れた場合: 30 €

LCCの航空券代金を考えると10€もばかにならない出費ですので、できる限りオンラインチェックインで済ませたいところです。

印刷はホテル等にもお願いできますし、私は印刷したチケットを持った上でチケットのpdfを携帯画面で提示しましたが、特に印刷した紙を出せとは言われませんでした。その辺は係員の裁量もあると思いますので、各自の判断でお願いいたします。

全てチェックを終えたらNEXT STEPを押します。

2.4. 決済する

購入ページです。VISA、mastercard、Paypalに対応しています。決済が完了したら入力したメールアドレスに予約完了のメールが(会員登録をした場合は登録完了通知も)届きます。

3. オンラインチェックイン

AIRPORT CHECK-INを選択しなかった場合、忘れずにオンラインチェックインを行いましょう。オンラインチェックインは出発の4日前から2.5時間前までにできます。前述のとおり、オンラインチェックインを忘れ結果窓口でチェックインを行わなければならなくなった場合は30ユーロが加算されますので注意が必要です。予約が完了した時点で出発の4日以内なら直ちに行い、4日より前の場合は忘れずにカレンダーにメモしておくことをおすすめします。オンラインチェックインが可能な時間帯であれば空港への道中や着いてから携帯でチェックインをすることも可能なので、あきらめないでください。オンラインチェックインはメール(当時はタイトルがVolotea ・ Your booking confirmation で始まるメール)に添付されているリンクから行うことができます。

4. 飛行場到着から搭乗まで

チェックインデスクが閉まる時間は飛行場によって違うようです。今回のフライトの場合、ボルドーは35分前、ヴェネツィアは40分前に閉まるとのことでした。この時間を超えるとチェックインを行えなくなります。オンラインチェックインを行った場合この工程をスキップできますので預け荷物がない限り直接保安検査場に向かうことができます。

離陸時間の30分前にはゲート付近に居る必要があり、ゲートは離陸時間の15分前には閉まります。LCCのゲートは得てしてメインの建物からは離れた場所にある場合も多いので余裕を持った行動を心がけましょう。

飛行場によってチェックインデスクの閉鎖時間が違う部分もありますが、遅くとも離陸の1時間前までには空港に到着しておきたいところです。預け荷物の待機列はそこまで回転が良くなさそうでしたので、預け荷物がある場合には更に余裕を持つ必要があるでしょう。

5. 機内

今回私が乗った車両はボーイングの717でした。ボロテアは比較的新しい航空会社ですが意外と機体は古そうな印象でした。どこかの航空会社の中古でしょうか。機体が古いせいか、機内でのBluetooth機器の接続は許可されていませんでした。機体は徐々にA319にリプレースしている段階のようで、新しい機体ではBluetoothも利用できるかもしれません。

滑走路に到着直後に加速を始めたのはびっくりしましたが、操舵技術に関しては大きな問題は感じませんでした。座席はLCCなりで特にものすごく狭いという感じはありません。座席と前のシートの間のスペースはiPadの縦幅+3 cmぐらいです。ドリンクや軽食等の機内サービスは有料で提供されており、クレジットカードでの支払いもできるようでした。(機内の画像撮ったつもりだったのに全然見つからなくて画像ゼロです)

私が利用したのはボルドー⇔ヴェネツィアとかいう謎路線の深夜航行(24:20着)の為か機内の乗客はガラガラでした。大丈夫かこの会社。

まとめ

今回初めてボロテア航空を使ってみましたが、特に日本のLCCに乗り慣れている人なら席の手狭感などには不便は感じないと思います。一番気をつけるべき点はやはりオンラインチェックインを事前に行う点でしょうか。格安旅行をしたいためにLCCを利用しているのに30ユーロの出費は非常に痛手です。30ユーロごときで旅行の始まりが微妙なものになるのも嫌なので、とにかくこれを忘れないことを念頭に利用してください。

それでは、良い旅を。

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